2nd March 2023

ここ数日ChatGPTちゃんを使ってガイさんとルク=サンの物語をつくってもらったり、彼らにこういう課題がある場合どんな解決方法があるかとか聞いたりしてた。

使ってて思ったのは、「もういい、俺がやる!」ってこと。GPTちゃんは私を含めたゲームのファンと比べるとキャラクターの性格や関係性、舞台背景の情報は少ないし、情報があったとしてもまとまってない(繋がっていない)ので、確かにそのお陰で考えもしなかった内容が出てきたりするけど、あくまでそれは「キャラや舞台を知っていたらそんな事態は起こしようがない」ということが起きている。

もししっかりと楽しめるような二次創作物語を作ってもらうなら、まずはキャラクターの設定や関係性もろもろをGPTちゃんに覚えてもらう必要がある。そのために必要なのはその情報の文字化(できれば英語)なんだけど、めっちゃくちゃ面倒臭い。それにGPTちゃんは会話を重ねていくと、それまでの内容がゴチャゴチャになってトンチンカンなことを言い始めたり、うまくいかなくなる。

というか、GPTちゃんに食べてもらうために情報を書き出していたり、書いてもらいたいシチュエーションを細かく設定していると、もうそのまま自分で二次創作すりゃええやん、て気持ちになる。なった。そこまでこだわりがあるなら自分で描いてもいいのでは?しかし、こだわりが分かっても技術や表現の仕方が分からないと難しい。表現の方法を教えてもらった方がいいのかもしれない。言葉の種類とか。

GPTちゃんとの対話で自分のこだわりたい部分が浮き彫りになるのは面白かった。あと、解決方法の提案とかはGPTちゃんがいた方が幅が広がるような気がした。

例えばこんな感じ。

質問)…ルークは10歳のときに敵国から誘拐された経験があり、そのショックで記憶を失い、しゃべることや歩くこともできない赤ん坊のような状態になっていました。ガイはルークの母親から、ルークの世話係に任命されました。彼はルークの世話係として、どのような仕事を行えば良いですか?

GPT回答)…ガイが行うべき仕事の一例を挙げます。

 1. ルークの身体介助……
 2. ルークの心理ケア……
 3.ルークの教育支援……
 4.ルークの娯楽提供……

突っ込んで聞くとこんな感じ。

質問)ルークの心理ケアを行なうガイの様子を教えてください。彼はルークが不安を感じていることについて、言葉を使わずにどのように察知していますか?

GPT回答)ガイは長年ルークと一緒に過ごしているため、ルークの表情や言動から彼が不安を感じていることを察知することができます。例えば、ルークが口ごもって話したり、手足を震わせたり、落ち着きがなく動き回ったりすることがあれば、彼が不安を感じていることがわかります。……

さらに聞く。

質問)もう少し詳しく教えてください。ルークが不安を感じていると察知したとき、ガイはどのような言葉をかけたり、どのような身体的な触れ合いを行なうことが効果的ですか?

GPT回答)ルークが不安を感じていると察知した場合、まずは静かに彼に寄り添って一緒にいることが重要です。ガイは優しくルークの手を握ったり、肩に手を置いたり、背中をさすったりすることで、身体的な接触を通じてルークに安心感を与えます。言葉によるコミュニケーションは難しいため、ガイはルークと目を合わせたり、微笑んだり、優しい表情を作ったりして、ルークに自分が安心していることを示します。……

こういった具体的なアクションが提案されることが個人的に助かるなと感じた。

ここから人間お得意の妄想を始めてみると、当時のガイさんは赤ちゃんルク=サン(ガイさんにとっては記憶を失って幼児退行したアシュさん)に戸惑いや面倒臭さ、なんで俺こんなことしてるんだろう、みたいな気持ちを抱いていたと思う。もともと愛想がなくて使用人を見下していたキッズ・アシュさんに良い感情を抱いていなかった(矢島先生ノベライズを読んだ感想です)だろうから、21歳ガイさんから想像できるような親身な態度はあまり見られなかったと思う。それこそアシュさんと再会して態度ワルワルになったガイさんがいたと思う。

だから、もし赤ちゃんルク=サンが不安そうに縮こまってたり落ち着きなかったりしてても、そこまで甲斐甲斐しく面倒を見なかったんじゃないか。どうしたんだって聞いても、大丈夫気にすんなとか言葉を言っても通じないから、とりあえず背中をさするぐらいはしてくれていたかも。でも笑顔じゃなかったし、ぶっきらぼうだったんじゃないかな。

さらに妄想を深めてみる。それに対して赤ちゃんルク=サンはどう反応しただろうか?ガイさんの表情や態度は温かいものではなかっただろうけど、とりあえずすがる対象としてギュッと抱きついたかもしれない(あまりにも素直な腐女子の欲望)。ガイさんはそこで可哀想だという気持ちが強くなったかもしれない。雑に背中をさすっていた腕がゆっくりになったかもしれない。思わず大丈夫だよと言ってしまったかもしれない……

まだうまく使うことはできないけど、こういう感じでGPTちゃんに助けてもらえるのが良いなと思う。お題を出してもらうのが良いんだろうか。う〜ん。